AI画像解析でブドウ果実の成⻑を予測するモデルを開発 〜ワイン生産に向けて収穫時期予測や栽培管理の高度化に期待〜

北海道⼤学北⽅⽣物圏フィールド科学センターの星野洋⼀郎教授、李 継瀟博⼠研究員、同⼤学⼤学院農学研究院の曾根輝雄教授らの研究グループは、⼈⼯知能(AI)を⽤いた画像解析でブドウ果実の成⻑を⾼精度で予測するモデルの開発を⾏いました。

北⽅⽣物圏フィールド科学センター⽣物⽣産研究農場余市果樹園が所在する余市町は、ワイン特区に指定され、ワイン⽤の⾼品質のブドウ果実の⽣産が求められています。そこで、環境の影響を強く受けるワイン⽤のブドウ品種の果実の成⻑を⾼精度で予測するモデルの開発を進めました。

本研究は、北海道地域におけるʻケルナーʼとʻツヴァイゲルトʼの⽣育パターンを裏付ける詳細な定量データを提⽰するもので、果実の成分分析や品質評価に向けたサンプリング時期の設計にも有⽤です。本研究で得られた成果は、ブドウの栽培管理や収量や収穫⽇予測を最適化する上で有⽤な情報を提供するものと考えられます。将来的には、収穫適期の判断や品質調査時期の決定など、スマート農業や⾼品質なワイン⽤ブドウ栽培への活⽤が期待されます。
なお、本研究成果は、2026年7⽉15⽇(⽔)公開のThe Horticulture Journal誌にオンライン掲載されました。

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YOLOv8によるブドウ果粒の認識の⼀例。
発達途中のブドウ品種ʻツヴァイゲルトʼの果房を2024年8⽉3⽇に撮影。
サイズと⾊の補正のため、⾃作したラベル札と⼀緒に撮影している。
The Horticulture Journal誌掲載論⽂より転載(CC BY-NC 4.0、改変なし)