教育活動

本センター所属教員は、北海道大学大学院環境科学院・生物圏科学専攻の、水圏生物学コース、森林圏環境学コース、耕地圏科学コース、大学院農学院において大学院教育にあたり、各コースでは、それぞれのフィールド・施設を生かした実学的な教育を行っている。また、学内共同教育研究施設として学部学生の実習・実験・講義も数多く受け入れている。これらの実習等に対しては、単にフィールド・施設を提供するだけでなく、本センターの教員・技術職員による指導やサポートも行っている。さらに、国内外の他大学による実習等の受け入れ、幼稚園・小中高校などの教育機関や地域住民・一般市民に対する教育活動など、フィールド科学教育の拠点として幅広い教育活動に取り組んでいる。

大学院教育(平成25年度)

環境科学院:
フィールド科学基礎論、生物生産学基礎論、森林圏科学特論I~IV、耕地圏科学特論I・II、水圏科学特論I・II、生物圏科学特別研究I・II、生物圏科学実習I・II、生物圏科学論文購読I・II、環境修復学特論等。
農学院:
生物生態・体系学総論I・II、環境資源学演習I 、環境資源学研究I 、湿地特論、環境資源学演習II、環境資源学研究II等。

学部学生教育(平成25年度に実施された実習・実験・講義・演習等)

農学部:
森林科学総合実習I、森林動態実習、森林測量学実習、造林学実習、生物学実習、農場実習、作物生産管理実習、家畜生産実習、農業工学実習、生物資源科学実験、生物学実験、家畜生産実習等、植物分類・生態学(講義)。
理学部:
生態学実習、基礎生物学実習、臨海実習I(動物系統分類学)、海藻学実習等。獣医学部:飼養管理実習、繁殖学実習等。水産学部:野外巡検、臨海実習、定置網実習、増養殖実習等。
全学教育(一般教育演習):
北海道北部の自然と人々のくらし、フィールド体験型プログラム-人間と環境科学、森・里・海連環学、北大・京大合同演習、海と湖と火山と森林の自然等。
北大短期留学プログラム(HUSTEP)国際交流科目:
Environmental Science for Biological Resources. Field Bioscience in the Northern Biosphere, Agriculture in Hokkaido.

他大学による教育利用(平成25年度)

名寄市立大学:生態学野外実習
首都大学東京:地理環境科学調査法
酪農学園大学:生命環境総合実習、環境科学実習
北海道教育大学札幌校:野外実習
和歌山大学:熊野フィールド体験、フレッシュマン教育
帯広畜産大学:家畜生産科学ユニット実習、野外研修
ソウル大学:山林科学総合実習
札幌国際大学:博物館概説講義
このほか複数大学学部学生参加による野外シンポジウム2013(天塩・中川編、古座川編)(北大を含む全国12 大学)、公開臨海実習・生物学特別演習(全国大学9 大学)、国際フィールド演習(国外7 大学)等を実施した。

市民教育利用(平成25年度)

幼稚園・小中高校などの教育利用:94 件、延べ人数3,478 名
地域住民・一般市民などの教育利用:113 件、延べ人数2,124 名
一般公開施設の入場者数:
植物園47,523名、厚岸臨海実験所アイカップ自然史博物館2,686名、苫小牧研究林森林資料館169名