森林圏研究領域

広大な研究林フィールドと組織力を最大限に活用し、森林生態系に関する長期的な観測や野外実験に基づいた研究を推進する。特に、環境変動下での森林の生物多様性、生態系機能の保全、地域資源の持続的管理に関する研究を行う。

生物資源創成領域

生物多様性分野

森林生態系における樹木を中心とした植物、昆虫、脊椎動物を対象に、これらの個体群動態と遺伝的多様性、行動や生活史の進化、形質や種の多様性と生態系機能の関係、気候変動影響や景観の保全など生物多様性の全ての階層や階層をまたぐ研究を行う。

生態系機能分野

森林生態系における物質循環、土壌、河川水質、気象・水文などに関する現地観測や野外実験を通じて、森林のもつ環境保全機能や生態系サービスの解明を目指して生態系生態学、生物地球化学、土壌学、水文・微気象学等の研究を行う。

地域資源管理分野

人間社会との共生の可能性を提示することを目標として、原生林から人工林に存在するさまざまな森林資源を対象に、生態系の保全を視野に入れた、持続可能な林業技術・資源管理手法に関する研究を行う。

photo01photo02photo03photo04