臼尻水産実験所 水圏ステーション

臼尻(うすじり)水産実験所は、1970 年(昭和45)に、水産学部の学生実習および教員、大学院生が海洋生物学を学ぶ学部附属施設として設立され、2001 年に本センターへ移管となってからは、学内共同利用施設となった。函館市中心部から北東に約40km離れた太平洋に面した位置にある。千島寒流の影響を強く受けるが、津軽暖流水も流入し、豊富な生物相と生物量に恵まれ、水産動植物学、動物行動学、海洋生態学などに関する教育研究を支えてきた。敷地面積は4,491m2で、実験棟、宿泊棟および長期滞在者用のゲストハウスが建ち並ぶ。実験棟は海に面した場所に建てられている。老朽化は進んでいるものの、実習・研究設備を毎年少しずつ更新させ、現在では揚水能力は一日200 トン以上となり、恒温室やイルカ飼育が可能な組立式大型水槽など大小各種水槽、またスクーバ潜水の器材も数人分備えているほか、シュノーケリング用のウエットスーツ、マスク、フィンなど約60 人分が常備され各種実習に用いられている。実験室には、顕微鏡、サーマルサイクラー、DNA シーケンサーなど、生物学の基本的な実験機器を有する。宿泊棟は定員74 名で、その他別棟のゲストハウスに3 名宿泊できる。この10 年間に利用者が急増し、昨年度は、他大学との共同研究を含め、利用者数は5000 人を超え、農水系の臨海実験所としては、国内最多となった。

臼尻水産実験所
住所
〒041-1613 北海道函館市臼尻町152
TEL
0138-25-3237
FAX
0138-25-5088
代表メールアドレス
usujiri [アットマーク] fsc.hokudai.ac.jp
施設サイト
http://www.hokudai.ac.jp/fsc/usujiri/usujiri.html

施設の特徴

スキューバ潜水と飼育、さらに遺伝マーカーを武器に、生き物たちが出題する謎解きに挑戦しています。

利用できる付帯施設

研究棟・倉庫・学生実験室・研究室・宿泊棟

利用に際して提供できる道具・機器類

サンプル瓶・マイクロチューブ・消耗品・サンプリング用品・船用品 etc

施設を利用した主な教育・研究

教育:

毎年、小中学生を対象にスノーケリング教室を開いて、海の面白さや生物への理解を伝えています。

「食糧基地 北海道の水圏環境を学ぶ体験型教育共同利用拠点」として認可され、ホームページを新しく立ち上げました。

2015年12月3日

同じ水圏ステーションである臼尻水産実験所・七飯淡水実験所・忍路隣家実験所が教育関係共同利用拠点「食糧基地 北海道の水圏環境を学ぶ体験型教育共同利用拠点」として認可され、ホームページを新しく立ち上げました。興味のある方はぜひホームページをご覧ください。

食糧基地 北海道の水圏環境を学ぶ体験型教育共同利用拠点

カテゴリ:
  • お知らせ
  • 水圏ステーション
  • 臼尻水産実験所
  • 七飯淡水実験所
  • 忍路臨海実験所