教育活動トピックス

本センターでは、本学関係学部の学生実習以外に、全学の1年生を対象に設定されているカリキュラム「一般教育演習(フレッシュマンセミナー)」の中で、フィールド体験型の演習を多く実施している。これらの多くはセンターのフィールド・施設を利用し所属教員の研究内容を生かした講義や実習を行うもので、バラエティーに富んだ北大らしい演習となっているため受講生の好評を博している。そのひとつに、耕地圏ステーションの静内牧場を主体に実施している「牧場のくらしと自然」がある。人が自然に働きかけて生産活動を行っている牧場での暮らしを体験し、牧場を取り巻く多様な生態系を観察しながら、自然と人間との関わりについて考える内容であり、写真は土壌の観察とサンプルの採取を行っているところである。

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本学学生に対する教育以外に、他大学による学生実習へのフィールド提供や全国から学生を集めた公開実習なども実施している。例えば、水圏施設で全国の大学生を対象に実施している公開水産科学実習は、全国の大学(国立大学および協定締結している公私立大学)との間で、授業料は無料となり、1 単位を互換することができる。3〜4 日程度の日程のもとで、複数の実験所を利用して、短期間に様々な対象生物や生命現象に接することができ、他大学の学生との交流も深まるため、大変有益なプログラムである。写真は、臼尻水産実験所を中心に行われた「公開水産科学実習」で、シュノーケリング魚釣りをしているところである。

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