夜間の人工照明が海洋生態系をかく乱する 〜夜間人工光の海洋付着生物群集への影響を解明〜

北海道⼤学⼤学院環境科学院博⼠後期課程の津⾦響⼦⽒と同⼤学北⽅⽣物圏フィールド科学センター⽔圏ステーション厚岸臨海実験所の仲岡雅裕教授は、夜間⼈⼯光が海洋付着⽣物群集の群集構造、多様度、⽣物量に影響を与え、その影響が群集の遷移とともに劇的に変化することを明らかにしました。

夜間に照射される⼈⼯照明は都市化や⼯業化に伴い増加し続けており、特に⼈⼝の集中する沿岸部は夜間⼈⼯光に強くさらされています。しかし、夜間⼈⼯光の海洋⽣態系に対する影響は不明な点が多く、これまでに⽣物群集にどのように影響するのかを検証する研究はほとんどありませんでした。

本研究は夜間⼈⼯光の影響が群集の遷移に伴って変化することを、定期的な調査を伴う⻑期実験によって初めて明らかにしました。これらの変化を引き起こすメカニズムを解明するための研究のさらなる進展が期待されます。
なお、本研究成果は、2026年7⽉7⽇(⽕)公開のMarine Pollution Bulletin誌にオンライン掲載されました。

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