生物生産研究農場 耕地圏ステーション

生物生産研究農場は、1876 年(明治9)、札幌農学校の開設と同時に、米国マサチューセッツ農科大学の農場を模範にして設立された。農場は農学部に隣接している利点を生かし、農学の理論を技術化・体系化するための教育研究圃場として、食用作物、工芸作物、飼料作物、野菜・果樹・花卉などに関する生理・生態、遺伝・育種学的研究、農産物の有効利用、家蚕の系統維持や遺伝に関する研究、農業機械の開発・改良・利用、また家畜生産から飼料生産、育種、繁殖、飼養、加工に至る一貫した研究など、多様な研究に利用されている。現在は持続可能な作物栽培管理、バイオマス資源作物の開発、植物バイオテクノロジーによる果樹、花卉などの育種、植物と微生物の相互関係、持続的な家畜生産システムおよびバイオマスや自然エネルギーを活用した環境制御型作物生産に関する研究を行っている。農場はキャンパスの景観上でも重要な位置を占め、ポプラ並木とともに多くの市民・観光客が訪れ、北大のシンボルとして親しまれている。札幌から約60km 離れた余市町に果樹園があり、2012 年に100 周年を迎えた。当園ではリンゴ、ナシ、ブドウの生産に関する研究の他、ブルーベリーやハスカップなど北方小果樹の育種などを進めている。

生物生産研究農場
住所
〒060-0811 札幌市北区北11条西10丁目
TEL
011-706-2845
FAX
011-737-4930
代表メールアドレス
farm [アットマーク] fsc.hokudai.ac.jp
施設サイト
https://www.fsc.hokudai.ac.jp/farm/

施設の特徴

学生が移動の負担を感じることなく日常の実験・実習で容易にフィールド研究ができるという、全国でも珍しい恵まれた環境が特徴です。

利用できる付帯施設

庁舎・車庫・格納庫・酪農生産研究施設・中小家畜生産研究施設・アグリフードセンター・園芸実習室・養蚕室

施設を利用した主な教育・研究

研究:

生物生産研究農場では,食用作物,工芸作物,飼料作物および野菜・果樹・花卉の園芸作物の生産・改良のための生理・生態学的研究や遺伝・育種的研究が展開されています。さらに,農産物の有効利用に関する研究,家蚕の系統維持や遺伝に関する研究,フィールドロボットを含む農業機械の開発・改良・利用に関する研究が行われています。畜産分野では,広い圃場を利用して飼料生産から家畜生産,育種,繁殖,飼養,加工に至る一貫した研究が進んでいます。

生物生産研究農場ではカイコの飼育ボランティアを募集します

2025年3月28日

北海道大学 北方生物圏フィールド科学センター 生物生産研究農場 養蚕室では、カイコ、ヤママユガの飼育ボランティアの募集(無償)をおこないます。

養蚕室ではカイコ約30品種(原種)とヤママユガ2系統を系統維持しています。
その中でも古い品種は札幌農学校時代から100年以上維持しているカイコの品種も含
まれています。

ボランティア活動では、カイコの掃きたて(ふ化したカイコを飼い始める事)から上蔟
(糸を吐き繭を作る事)、交配・産卵までのカイコの一生を観察し、様々な品種の飼育
を経験することが出来ます。

また、カイコに与える桑の葉を収穫する作業と共に、桑の様々な品種や仕立ても学ぶことが出来ます。

ヤママユガの飼育は、北海道でも北大しか飼育していない貴重な昆虫で緑色の大きな繭を作り
ます。

ボランティア活動の内容
(事前に2時間程度の講習を受けていただきます。)
 1. カイコ・ヤママユガの飼育(給餌と糞の始末)
 2. 桑葉の収穫(枝を切り取り、枝から葉を外し、貯蔵庫に運ぶ)
 3. 桑園の管理
 4. その他、養蚕室に関する業務

活動時間
 1. 午前9時から午前10時30分
 2. 午後3時から午後4時30分

活動期間
6月1日から7月20日までの毎日(土日祝祭日を含む)
午前のみ、もしくは午後のみでも可
ローテーションによって休みは適宜入ります

募集人数
 10名程度(応募者多数の場合は抽選といたします)

募集締め切り
 5月16日(金)

講習日
 5月中旬から下旬を予定
 (日程は追ってご案内いたします)

講習申込フォーム

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余市果樹園にて公開イベントが開催されます

2024年10月15日

10月19日(土) 、余市果樹園 にて公開イベントを開催致します。

本イベントでは リンゴの収穫体験(要予約) や フィールドツアー(予約不要)、販売会(予約不要) 等が実施されます。
お誘いあわせのうえ、ぜひご参加ください。

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「北大の実り チョコ&クッキー(余市産りんご)」が2024年4月30日(火)より北海道大学内売店ほかで新発売。

2024年4月17日

株式会社もりもと様と生物生産研究農場 余市果樹園で作られるりんごを使用して、チョコとクッキーにりんごのコンフィチュールを合わせたスイーツ「北大の実り チョコ&クッキー(余市産りんご)」を産学協働の取組みとして共同開発しました。2024年4月30日(火)より北海道大学内売店やもりもと新千歳空港店等にて新発売しますので、お知らせいたします。

プレスリリース https://www.hokudai.ac.jp/news/pdf/240417_pr.pdf

余市果樹園紹介ビデオ

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【中学生対象】ひらめき☆ときめきサイエンス「 体験!ベリー研究の最前線“君も育種家になろう!”」

2023年6月22日

開催日:令和5年7月29日(土)

開催場所:北海道大学 北方生物圏フィールド科学センター

        生物生産研究農場 センター庁舎

     (〒060-0811 北海道札幌市北区北11条西10丁目)

定   員:20名(先着順)

参 加 費:無料(昼食・おやつ付)


《お申し込み先》

日本学術振興会HP「ひらめきときめきサイエンス」よりお申し込みください。

申込締切:7月14日(金)


《お問い合わせ先》

 北海道大学北方生物圏フィールド科学センター学術協力担当 小関弘悦

 〒060-0811 札幌市北区北11条西10丁目

 TEL:011-706-2572 MAIL:kyoryokuアットマークfsc.hokudai.ac.jp

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生物生産研究農場で苗の販売をおこないます

2023年5月23日

販売時間
6/1 (木) 12:00~13:00
​6/2 (金)  12:00~13:00
 苗が売り切れた場合は時間前に終了します

会場:園芸実習棟前
(農学部西側・国際食資源棟北側)

地図

注意事項
・混雑状況に応じて、入場制限をかける場合があります。
・駐車場はありませんので、車での来場はご遠慮ください。

苗は一鉢100円で販売します
釣り銭がないようにご準備ください

販売予定の苗
ペチュニア・インバチェンス・サルビア・ナデシコ・日々草・アスター・コスモス・ヒマワリ
​コリアンダー・シソ・スイートバジル・クレソン・トマト・ナス・エダマメなど

★購入袋は各自でご用意ください。

場所の詳細、連絡先はこちらをご確認ください

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生物生産研究農場の食材がホテルの朝食で提供されます

2022年12月2日

12月1日から京王プレリアホテル札幌では、生物生産研究農場が生産する「北大食材」を組み合わせたメニュー3品を日替わりで提供することになりました。

これは北大牛乳、北大短角牛に続く第3弾の試みで、このような活動を通じて、教育研究の現場にフィードバック出来るものがあれば、社会との有機的な繋がりが出来ると考えています。

プレスリリース

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北海道大学スマート農業教育拠点では現役農業者向け研修をおこなっています

2022年8月4日

生物生産研究農場では、農林水産省の令和 4 年度スマート農業教育推進委託事業に本学の申請提案が採択され国内初のスマート農業教育拠点校に選出されました。
スマート農業教育プロジェクトの第1弾は現役農業者向け研修「水田編」です。初回の研修は、7月28日(木)「ドローンの利活用と水管理システム」について岩見沢市新産業支援センターで実施されました。2回目は8月3日(水)「自動操舵システムとロボットトラクタ」について当センター生物生産研究農場で行われました。今後のプログラムは下記の通りです。

現役農業者向け研修[水田編]

3.営農支援システム

​開催日 9月1日​

会場 北海道大学北方生物圏フィールド科学センター

​定員 10名プログラム詳細

4. 生育センサーを用いた可変施肥

​開催日 10月5日​

会場 北海道大学北方生物圏フィールド科学センター

​定員 10名​プログラム詳細

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りんご販売会のお知らせ

2021年11月4日

北海道大学・北方生物圏フィールド科学センター・生物生産研究農場・余市果樹園では、実習教育や研究のため、20品種以上のリンゴを栽培しています。
昨年大好評をいただいた販売会を、今年も北大マルシェで実施します!この機会にぜひ、お買い求めください!

【日時】2021年11月7日(日)

【時間】10時~15時


【場所】北大マルシェCafé&Labo
    札幌市北区北9条西5丁目
    北海道大学百年記念会館

【入場】無料

【HP】https://www.marche-cafelabo.com/


※駐車場なし・マスク着用にご協力ください

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耕地圏ステーション体験プログラムの募集

2021年7月12日

北海道大学の、牧場・農場で家畜飼養の多様性を学ぶ​ & 博物館で地域先住民族の伝統的文化の多様性を学ぶプログラムです。

詳細はこちら

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余市果樹園産リンゴ販売会のご案内

2020年11月4日

北海道大学・北方生物圏フィールド科学センター・生物生産研究農場・余市果樹園では、実習教育や研究のため、20品種以上のリンゴを栽培しています。

実った果実は、これまでは大学内の教職員に販売していましたが、今年は例年より多くの収穫することができたため、北大マルシェにて店頭販売を実施することになりました。

この機会にぜひ、お買い求めください!

日時 2020年11月7日(土)・8日(日)10時〜15時

場所 北大マルシェ Café&Labo 札幌市北区北9条西5丁目

販売予定品種

・ニュージョナゴールド

・陽光

・静香

・王林

・やたか

販売予定価格

 正品・1玉100円

 外品・1玉80円

注意事項

 駐車場はございません。公共の交通機関等をご利用ください。

 コロナ感染症対策の為、マスク着用にご協力ください。

 密を避けて距離を保つために、整列等にご協力いただく場合がございますので予めご了承ください。

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採用情報 生物生産研究農場・技能補佐員(契約職員)

2019年2月1日

生物生産研究農場・技能補佐員(契約職員)の公募を行っております。
詳しくは公募要領をご覧ください。

公募要領

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農場公開2018

2018年9月4日

「ロボットトラクタ未来農業~ロボットたちが待っている,ちょっと未来を感じよう!~」

8月17日(金)に,北方生物圏フィールド科学センター生物生産研究農場(北大農場)において,農場公開を行いました。北大農場では毎年公開を行っており,年ごとにテーマを決めて施設や教育研究活動を紹介しています。今回は,現代の農業で近年飛躍的に発展した農業機械について最新のシステムを紹介し体験してもらうというプログラムで,主に札幌市内から小学生と保護者3組7名の参加がありました。当日はオリエンテーションから始まり,ロボットトラクタのお話および実演,自動操舵トラクタの体験試乗,自動枝豆脱莢機の作業見学,農場生産物の試食を行いました。
はじめに,オリエンテーションでは,農場庁舎屋上から実験圃場で試験栽培されている青々とした作物やのんびりと放牧されている牛を眺めながら,全国の大学でも都心の中心部に農場があることは稀なこと等を説明しました。ロボットトラクタのお話では,農学研究院・岡本博史准教授から,機械化農業により一人当たりの耕作面積は拡大し生産性が高まったけれど近年は農家の後継者不足や高齢化など農家人口が減少し食料の安定供給が危ぶまれているので,未来の農業に向けて最新の「ITCを活用したスマート農業」(農業のロボット化)で上記の問題を解消するための取り組みを進めていることについて説明をしていただきました。
続いて,無人トラクタを倉庫前から作業を行う畑まで走行させる実演をし,走行時に説明者がトラクタ前方に近づくと障害物を感知し緊急停止(ブザーが鳴りトラクタ上部のパトライト赤ランプが点灯)する様子や,狭い農道を逸れることなくプログラム通りに移動する正確性などを,走行している無人トラクタの後を歩きながら見学してもらいました。
当日は生憎の雨で,当初予定していた畑での無人トラクタの除草作業はできませんでしたが,その後,自動走行するトラクタへの乗車体験を実施しました。普段乗り慣れている車とは違う高い座席からの広い視野や,力強いトラクタのエンジン音や振動を体験してもらうことができました。自動枝豆脱莢機の見学では,枝ごと刈り取ってきた枝豆から自動で莢をもぎ取る作業を実演しました。次々と枝から自動で莢が外されていく様子に大人も子供も歓声を上げ,楽しんでいただけたようでした。
最後に,北大農場で作られているアイスクリームを試食してもらい,全ての予定を終了しました。
当日は前日からの雨天で畑での実演を行なえず,また,足元が悪い中での見学となりましたが,参加された小学生や保護者の方は熱心に話を聞き多くの質問をするなど強く関心を持たれたようです。今後も農場公開を通して「農業における機械の役割や重要性」について考える機会を提供していきます。

写真1:屋上でのオリエンテーション

写真2:無人走行の見学

写真3:無人トラクタの試乗

写真4:自動枝豆脱莢機のデモ作業

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北大農場公開2018『ロボットトラクター 未来農業~ロボットたちが待っている、ちょっと未来を感じよう!!~』のご案内

2018年7月27日

生物生産研究農場では,2018年8月17日(金)に農場公開を行います。

詳細は、チラシをご覧ください。

日  時:2018年8月17日(金)8時30分(集合)~12時00分(終了予定)

場  所:北海道大学 北方生物圏フィールド科学センター  生物生産研究農場(北大農場)

対  象:小学4~6年生と保護者10組20名程度

参  加  費: 1組800円(傷害保険料+雑費)

申込方法:参加者全員の住所・氏名(ふりがな)・年齢・性別・電話番号・ メールアドレスを明記してEメール( kyoryoku□fsc.hokudai.ac.jp )□をアットマークに置き換えて送信してください。 またはFAX( 011-706-4930 )にてお申し込みください。

(電話でのお申し込みはご遠慮ください。)

申込締切:先着順で定員になり次第、受付終了

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【中学生対象】ひらめき☆ときめきサイエンス「農業をささえる名脇役~緑肥作物ってなんだろう?~」を開催します


「科研費」(KAKENHI)により行われている最先端の研究成果に、中学生の皆さんが、直に見る、聞く、触れることで、科学のおもしろさを感じてもらうプログラムです。
参加する皆さんが将来に向けて、科学的好奇心を刺激してひらめき、ときめく心の豊かさと知的創造性を育む内容となっています。
興味と関心のある中学生のご参加をお待ちしています。


プログラムの詳細はこちら
http://www.jsps.go.jp/hirameki/index.html
日本学術振興会ホームページ「ひらめきときめきサイエンス」で検索


ご不明な点は、下記までお問い合わせください。
北海道大学北方生物圏フィールド科学センター 学術協力担当
電話:011-706-2572  FAX:011-706-4930
メール:kyoryoku□fsc.hokudai.ac.jp(□をアットマークに置き換えて送信してください)






















 

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【中学生対象】ひらめき☆ときめきサイエンス「 体験!ベリー研究の最前線“君も育種家になろう!”」の開催について

2018年6月22日

「科研費」(KAKENHI)により行われている最先端の研究成果に、中学生の皆さんが、直に見る、聞く、触れることで、科学のおもしろさを感じてもらうプログラムです。
参加する皆さんが将来に向けて、科学的好奇心を刺激してひらめき、ときめく心の豊かさと知的創造性を育む内容となっています。


プログラムの詳細はこちらから

http://www.jsps.go.jp/hirameki/index.html

日本学術振興会ホームページ「ひらめきときめきサイエンス」で検索


ご不明な点は、下記までお問い合わせください。

北海道大学北方生物圏フィールド科学センター 学術協力担当

電話:011-706-2572  FAX:011-706-4930

メール:kyoryoku□fsc.hokudai.ac.jp(□をアットマークに置き換えて送信してください)



 

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北大農場公開2017『夏の北大農場を味わおう』のご案内

2017年6月28日

生物生産研究農場では,7月26日に農場公開を行います。

詳細はこちらのチラシをご覧ください。

 

日  時:平成29年7月26日(水)8時30分~13時頃

場  所:北海道大学 北方生物圏フィールド科学センター

生物生産研究農場(北大農場)

対  象:小学4~6年生と保護者10組20名程度

参 加 費:1組1,000円(軽食代+傷害保険料)

申込締切:7月12日(水)必着

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北海道大学サステナビリティ・ウィーク2017

2017年6月21日

 【開催】サステナビリティ・ウィーク2017

 今年のテーマは、『 世界の課題解決に貢献する北海道大学へ 』

★開 催 日:8月8日(水)/ 13:30~16:30(受付13時)

★公 開 講 座 :日米における古くからの農法から農業のサステナビリティを学ぶ

★会   場:学術交流会館

★主な対象者:市民、大学生、院生、高校生

★申 込 方 法 :直接、会場へお越しください。

《お問い合わせ先》 北海道大学北方生物圏フィールド科学センター (電話)011-706-3644

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生物生産研究農場で「植物販売会」を開催

2017年6月6日

生物生産研究農場では,北大祭の開催に合わせて6月1日(木)・2日(金)に植物の販売を行いました。
2日間とも生憎の曇り空でしたが,販売開始時間前には100名ほど行列ができ,各日1時間のみの販売で,2日間合わせて約600名のお客様が来場されました。今年は草花(22種類),ハーブ苗(23種類),野菜苗(23種類)の他に薬学部薬草園の観葉植物(19種類)を販売し,売り切れになる種類が多数ありました。開場の2時間前から並んでいた方からは「北大の苗は他の店舗に比べて,とても安く買えるので毎年楽しみに来ています」など,喜びの声や今後に期待する声が聞かれました。
生物生産研究農場では,体験的な農場実習のカリキュラムの中で,農産物の販売を視野に入れた草花ハーブ苗の育成をプログラムに取り入れています。農場ではこうして育成した苗を実際に販売することによって,農場の教育・研究活動を知っていただき,学内の方々と交流を進めたいと考えています。


販売開始を待つ来場者


園芸実習棟前の販売会場


観葉植物売場


集計・会計・梱包の様子

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採用情報 生物生産研究農場・技術職員(正規職員)

2017年1月11日

生物生産研究農場・技術職員(正規職員)の公募を行っております。
詳しくは公募要領をご覧ください。

公募要領

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農場の契約職員(技能補佐員)募集について

2016年10月5日

北海道大学北方生物圏フィールド科学センターでは、耕地圏ステーション(生物生産研究農場)の契約職員(技能補佐員)を募集いたします。
詳しくは以下の公募要領をご参照ください。

公募要領(PDF形式)

履歴書様式(EXCEL形式)

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Newsletter #26-2 サルナシ

2021年12月20日

生物生産研究農場 星野 洋一郎

 

  『キウイフルーツをいつ最初に食べたかで年代が分かる』(ただし昭和に限る)という自説を唱えています。私がキウイフルーツをはじめて食べたのは小学生の頃です。梨や林檎、杏など、庭になる果物に夢中になっていた時に、どこからかいただいたキウイフルーツの放つ南国風の(当時はそう感じた)爽やかで芳醇な香りに魅了されました。5人きょうだいへの配分を考慮し、母の巧みな包丁捌きで得た果実切片(輪切り)のひとかけらの割当を大事に食べながら、いつか思う存分キウイフルーツを食べてみたいとの思いを募らせていました。そんな気持ちを知ってか、あるいは偶然か、父が貴重な苗を入手し、庭のブドウ棚の一員に加えてくれました。群馬の寒村にはいくらでもスペースはあったのです。ほどなくして、たわわに実った果実を丁寧に包丁で半分に切り、スプーンで飽きるまで堪能しました。

 キウイフルーツの学名 Actinidia deliciosa を知ったのは大学の研究室に入ってからで、その美味しさが学名になっていることから、自分の舌の確かさに大いに満足しました。この近縁種は日本にも自生しており、DREAMS COME TRUEの「晴れたらいいね」の一節に登場する“コクワ”で知ることになります。このコクワとはサルナシのことで、きっと、ドリカムの故郷、北海道に来たら、たくさんサルナシがあるに違いないと信じたのでした。

 この信心が通じたのか、北海道に来てからたくさんのサルナシと出合うことができました。どのような多様性があるのか、研究林にお世話になり、その多様性を調査してきました(Asakura and Hoshino, 2010)。サルナシは、現在、ベビーキウイ、あるいはキウイベリーとして世界的なブームになっています。キウイフルーツより味が濃く、皮に毛がないので食べやすい、大きさも小ぶりでちょうどよく、魅力的な性質を備えています。味も多様で、北海道の遺伝資源は育種素材としても興味が持たれています。この秋、学生が静内でサルナシを食べさせてもらったらしく、『マスカットの味がした!』と喜んで報告して、私を悔しがらせました。美味しいサルナシを見つけたら、ぜひご一報ください。

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余市果樹園で栽培中のサルナシ

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Weekday Campus Visitで生物生産研究農場に、佼成学園高等学校(東京)の生徒6名が見学に訪れました。

2018年12月12日

12月10・11日の両日おこなわれた、高大連携の取り組みのひとつのWeekday Campus Visit (WCV)は、NPO法人 NEWVERY WEEKDAY CAMPUS VISITのコーディネートにより、CoSTEP(科学技術コミュニケーション教育研究部門)が受け入れたプログラムです。このたびCoSTEPとの連携により当センターでもカリキュラムの一部として協力しました。
生徒たちは酪農生産研究施設の牛舎を訪れ、まず施設の歴史や研究内容を技術職員から受けました。また当施設は農学部以外にも、獣医学部や医学部、工学部などの研究・教育など多方面に利用されていて、当施設の意義についても理解を深めてくれたようでした。
獣医学部の実習や、搾乳作業にも立ち会うことが出来、特に機械化された搾乳作業を見学することで、先の北海道胆振東部地震による停電で起こった酪農業の被害についても知ってもらうことが出来ました。
最後に搾りたての牛乳の試飲をおこない、殺菌方法や飼料の違いによる味や香りの特徴についても体験してもらいました。

技術職員から牛舎の概要を聞く生徒たち

 

後方の獣医学部の実習を見学した後、技術職員から解説を受ける

 

搾乳の準備

 

「君たちも見学に来るかい?」と言いたげなウシ

 

低温殺菌により風味豊かで飼料のトウモロコシの香りすら感じられる牛乳

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北大農場公開2017「夏の北大農場を味わおう」が実施されました

2017年8月3日

7月26日(水)に生物生産研究農場(北大農場)において,農場公開を行いました。北大農場では毎年公開を行っており,テーマを決めて,施設や教育研究活動を紹介しています。今回は,搾乳やアイスクリーム作りを体験し,「どのようにして牛乳ができるのか」「牛乳がどうやってアイスクリームになるのか」を学んでもらい,さらに夏が旬であるブルーベリーの収穫体験等のプログラムを企画し,主に札幌市内から小学生と保護者9組20名の参加がありました。

始めに牛舎に行き,防疫・衛生のためオーバーシューズを履き,技術職員が毎日行っている搾乳作業を見学した後,担当職員から手搾りの方法を教わってから搾乳体験を行いました。参加者は最初戸惑いながらも,だんだん慣れてきて上手に搾れたようです。「初めての搾乳体験ができて嬉しかった。貴重な体験になった」等の感想をいただきました。
次に牛舎内で,牛の餌である牧草やデントコーンと,それらの貯蔵飼料である乾草やサイレージ,その他,濃厚飼料について説明がありました。その後放牧地に移動し,放牧地の牛糞が虫によって細かく穴があけられている様子を観察してもらい,微生物による分解がされ易くなって,牧草の肥料となることなどの解説もありました。北大農場のように札幌の中心地で,現在の日本の酪農ではあまり見られない放牧がされているという話には,参加者からはすごいという声をいただきました。

搾乳体験

放牧地見学

 

その後,園芸圃場に移動し,手洗いをしてからブルーベリーの収穫体験を行いました。熟した実を探して摘んでいく体験をして,「思ったよりもたくさん収穫できて良かった。家でジャム作りをします」等の感想をいただきました。

ブルーベリー収穫体験

 

最後にアグリフードセンターで,北方生物圏フィールド科学センターの三谷朋弘助教による乳牛の講義がありました。草食動物が胃の中で草を分解して栄養源とすることや,乳牛の体内で牛乳ができる仕組みなどの説明がありました。講義を聴きながら,簡単なアイスクリーム作りを体験していただきました。牛乳と砂糖を混ぜたものを袋に入れしっかり閉めておき,さらに大きな袋に氷と食塩,牛乳と砂糖の入った袋を一緒に入れて,講義の間に軍手をした手でよく振って固めてもらいました。この体験で製造したものと,アグリフードセンターで製造したアイスクリームとを食べ比べてもらいました。原料や製造方法の違いで,大きく製品に影響が出ることをわかってもらえたようですが,簡単なアイスクリームの作り方は家でもできると好評でした。

乳牛の講義を聴きながらアイスクリーム作り

 

講義の後は試食を兼ねた昼食時間とし,アグリフードセンターで製造したソーセージ・ベーコンなどの肉製品とアイスクリーム,北大農場で生産された牛乳,ハスカップジャムが提供され,非常に好評でした。北大農場の製品や生産物が買えると良いという声もいただきました。

半日という短い時間でしたが,「搾乳からアイスクリームまで」の一貫したシステム,旬の摘みたてのブルーベリーの味,普段何気なく口にしている,牛乳やアイスクリームについての理解がより一層深まったことと思います。今後も農場公開を通して,私たちの毎日に欠かせない「食」について考える機会を提供していきます。

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生物生産研究農場では蓄魂祭を行います。

2015年10月15日

生物生産研究農場では、従来から継続的に家畜家禽を飼育しており、教育研究に積極
的に利用されています。これらの教育研究に大きな貢献をした家畜・ 家禽に感謝し、
また、その魂を供養するため、恒例の蓄魂祭を以下の通り行います。

日時 平成27年10月23日(金) 13:00~(10分程度を予定)
場所 アグリフードセンター南側(ポプラ並木裏手)
主催 北方生物圏フィールド科学センター生物生産研究農場

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