天塩研究林では、毎年2月に研究林を利用した研究者や学生が発表をおこなう、「フィールド利用者セミナー」を開催しています。利用者は本学のみならず、他大学や研究機関など幅広く活用されています。今年は2月20日におこなわれ、下記プログラムを「植物の話」「土の話」「熊の話+α」のサブタイトルで三つのパートに分けて発表が進められました。
- 天塩研究林長 高木 健太郎 准教授
開会のことば - 小樽商科大学 片山 昇 准教授
ヒトによる「いじめ」から山菜が回復するまでの軌跡 - 北大環境科学院 河上 智也 博士1年
トドマツの根っこはライバルにの存在で変体する? - 北大農学研究院 北条 愛 博士3年
二つの衛星で森林生長量の推定はできるのか? - 北大工学院 茂木 透 特任教授
なぜ道北地域で地震がおこるのか - 北大環境科学院 小林 高嶺 博士1年
森林の炭素と鉄の動きは季節と関係してる? - 北大環境科学院 植村 茉莉恵 修士2年
冬の森林の土壌養分(窒素)はどうなるか? - 北大ヒグマ研究グループ 伊藤 泰幹(北大文学部3年)
北大クマ研の2018年調査結果 - 北大文学部 松本 朋華 学部4年
今どきのヒグマとヒトのご近所付き合い - 北大農学研究院 玉井 裕 准教授
きのこの山計画進行中 -天塩林を宝の山に - 北大CoSTEP 朴 炫貞 特任助教
森とアート - 天塩研究林 芦谷 大太郎 森林保全技術班長
閉会のことば
このセミナーは普段フィールドを支える技術職員や森林技能職員を対象としているもので、職員が管理しているフィールドでどのようなことがおこなわれているのか?また、職員のサポートがどのように生かされ、役だったかを深く知る機会になっています。こうした機会は日頃縁の下の力持ちとして働く職員にとっては貴重な時間であり、仕事に対する誇りや今後の研究協力に対する大きな原動力にも繋がっていきます。