オオサンショウウオ交雑個体の遺伝子鑑定精度を再評価 ~特別天然記念物オオサンショウウオの保全に大きく貢献~

森林圏ステーション和歌山研究林の福山伊吹特任助教、京都大学大学院人間・環境学研究科の西川完途教授、松井正文名誉教授、原壮大朗特定助教、福谷和美博士課程学生(研究当時)、松原康平修士課程学生(研究当時)、国立科学博物館の吉川夏彦研究員、北九州市立自然史・歴史博物館の江頭幸士郎学芸員、琉球大学教育学部の富永 篤教授らの研究グループは、西日本で深刻な問題になっているオオサンショウウオ交雑個体の遺伝子鑑定で、従来用いられてきたマイクロサテライトマーカー(SSR)による遺伝鑑定の精度をより高精度な一塩基多型(SNP)に基づく手法で再評価し、従来手法では詳細な遺伝子鑑定には限界があり、特に交雑の進んだ個体の検出には不十分であることを明らかにしました。

外来種と在来種の交雑は生物多様性保全における深刻な問題です。日本では、特定外来生物であるチュウゴクオオサンショウウオと在来種で国の特別天然記念物であるオオサンショウウオとの交雑が確認されています。

本成果は、オオサンショウウオの保全戦略の策定に重要な指針を提供する大きな成果と言えます。

なお、本研究成果は、2026年5月8日(金)公開のLimnology誌にオンライン掲載されました。

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特別天然記念物に指定されているオオサンショウウオ