多面的な「農」研究をオールカバー
持続的作物生産を目指したエネルギー研究も

生物生産研究農場では,食用作物,工芸作物,飼料作物および野菜・果樹・花卉の園芸作物の生産・改良のための生理・生態学的研究や遺伝・育種的研究が展開されています。さらに,農産物の有効利用に関する研究,家蚕の系統維持や遺伝に関する研究,フィールドロボットを含む農業機械の開発・改良・利用に関する研究が行われています。畜産分野では,広い圃場を利用して飼料生産から家畜生産,育種,繁殖,飼養,加工に至る一貫した研究が進んでいます。

近年は,農耕地における環境科学に関する研究として,持続的作物生産体系に関する研究とともにススキを用いたバイオマス資源作物の遺伝改良とその栽培技術,作物残渣のペレット化などエネルギーに関する研究にも積極的に取り組んでいます。

農場を利用した研究成果は、国内外の学会誌・学位論文として公開されています。一部について北海道大学学術成果コレクション(HUSCAP)より確認できます。「生物生産研究農場」などのキーワードで検索してご覧ください。