9月6日,いよいよ実習初日です!宮下先生による,バイオロギングの概要に関する講義でスタートしました。
佐藤信彦博士研究員が,色々な生物へのロガー装着方法の説明をしてくださいました。 カメの場合は,甲羅に固定するんですね!
お昼の時間です!感染対策のため,屋外でお弁当を食べました。背後に北大の練習船,おしょろ丸が見えます。
いよいよ生きた魚に装着!手早く体重・体長を測定し,固定具を体に貫通させます。小さな魚だと手加減が難しく,大きな魚だとなかなか固定具が通せません。
こちらの班はウミガメに装着。カメの甲羅は丈夫なので,樹脂を使って鉢底ネットを直接甲羅に固定し,そこにロガーをつけます。もう1人はカメの顔を手で隠して暗くし,安心させています。
大きなブリの下に,小さなイナダが隠れるように泳いでいます!このような面白い行動が目撃できた時刻も記録しておきます。ロガーにうまく記録されているかな?
9月7日,この日は大沼公園でGPSによる行動計測実習です。東洋大学・伊藤先生による,GPSの歴史やその利用法,研究への応用についての青空講義です。スマホに当たり前のようについているGPSですが,意外と知らないことが多いですね。
大沼ラムサール協議会の吉田さんに,大沼国定公園の成り立ちを説明していただきました。本州からの実習生はもちろん,函館市民すら知らなかった大沼の秘密にびっくり!地形図を見るのが楽しくなりそうです。
9月8日,実習3日目です。今日は七飯淡水実験所を訪問し,所長の山羽先生から,実験所の説明を受けました。システマチックに設計された水槽の見学,イトウの採卵と,短い時間ながら盛りだくさんの内容でした!
海洋センターに戻り,レポート作成とプレゼンの準備です。 これから最終日まで,デスクワークが続きます。野外でデータを取るだけがフィールド調査ではないのです…!
夜はオンラインイベントです。富安先生と学生さんが,カメの集魚灯への反応行動実験のようすを中継してくださったほか,TAたちから自分の研究紹介などの話題提供がありました。
今日はプレゼン発表です! A班は集魚灯に着目し,同魚種・他魚種と多面的に比較できていました。 B班も集魚灯。フグやマツカワなど解釈の難しいデータに苦戦したようですが, 真摯にデータと向き合いました。 C班は実験魚のサバが死んでしまうハプニングに見舞われながらも研究を面白くまとめ,たくさん質問ももらえました。
最後に記念撮影!シャッターが下りる直前に,みんなでマスクを取ってパチリ。コロナ禍でたくさんの制限があった中,本当にお疲れさまでした!また,公開水産科学実習の他のプログラムにもぜひ参加してくださいね!
実習生からの声
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