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平成27年7月、北海道大学北方生物圏フィールド科学センター水圏ステーション臼尻臨海実験所・七飯淡水実験所・忍路臨海実験所は、「食糧基地 北海道の水圏環境を学ぶ体験型教育共同利用拠点」に認定されました。


北海道の自然とその中での水産科学の実習を体験しましょう

 北海道の周囲は様々な環境の海で囲まれ、また陸域には様々な湖・湿地・河川が存在しています。その水圏環境は、多様性に富んでいます。例えば,日本海側は暖流域であるので透明度が高いのに対して、北海道のオホーツク海沿岸,太平洋沿岸の親潮が流れる水域では,海水の透明度は低く魚の色も暗いものとなっています。親潮域でプランクトンネットを引くと,ヨコエビ等の甲殻類が多量に採取されます。これは,親潮域が多量の栄養塩を含んでおり,これを取り込む植物プランクトンが季節により大増殖(ブルーミング)するからです。栄養塩により,コンブやワカメ,ホンダワラなどの海藻類が森を作って繁茂しています。これらの森は,魚の子供たちの成育場所でもあります。海の森の底にはウニやアワビ等の捕食者を見いだすことができます。本州以南の大学の学生が夏の北海道の海に入り,立ち泳ぎをするだけで,胸の部分と足の部分で水温が異なることを感じるでしょう。北海道の海で素潜りをするだけで,海の温度躍層と生命の豊度を体感できるのです。
 
 北海道には,サケを代表とする河川と海を行き来する魚類が多く,本州では河川の上流にしか生息しないイワナも降海します。秋になれば,札幌のような大都会を流れる川でもサケが遡上します。秋のシシャモ,春のワカサギ,シラウオなど,水産重要種が河川に上って産卵します。このように,生物が動いていることを実感できるのも北海道の特徴です。魚たちは餌の分布に従って移動し,その魚を補食する海棲哺乳類も季節に伴って移動する。季節の移り変わり,海流の動き,植物プランクトンとその後の動物プランクトンの増殖,仔稚魚の移動,親魚の移動,海棲哺乳類の移動,そしてそれを利用する人間の営み,それらが一体となっているのが北海道の水圏であり,それ故,水産における北海道の重要度は高いのです。また、都会には自然環境がわずかしかないため,人間活動の影響を感じることが難しいですが,自然環境が広大に残されている北海道では,人間活動の影響を直に感じることができます。
 
 このように、北海道では、様々な環境、異なる環境を移動する生物、自然と人間の活動の格闘を北海道で体験できます。このHPでは、北海道大学の水産系施設の教育拠点の目的と方向性、提供する実習を説明いたします。このHPの内容をご理解いただき、北海道大学以外の大学生や大学院生に、北海道大学の提供する体験型の実習に参加いただければと存じます。多くの皆様の参加を歓迎致します。


 
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学術協力担当北海道大学 北方生物圏フィールド科学センター

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