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海洋生態学研究室の研究テーマ3

沿岸域の広域・長期研究による沿岸生態系の変動機構の解明と保全生態学的研究

地球温暖化などのグローバルな環境変動が地球上の生態系に与える影響を評価するには、 広域かつ長期にわたり生物群集および生態系のモニタリングを実施すると共に、 同じデザインの野外実験を各地で行い、生態系プロセスの条件依存性を検証するアプローチが有効です。 厚岸臨海実験所は寒流域の沿岸生態系研究の拠点として、そのような研究のグローバルネットワークによる 研究プロジェクトに積極的に参加しています。

参加中・参加予定のプロジェクト

Global Approach by Modular Experiment (GAME プロジェクト)
ドイツ(Kiel University)の教育プロジェクト:海洋生物を対象に、世界各地で同じデザインの野外操作実験を同時に行うことにより、 生態学的プロセスの一般性、条件依存性を明らかにします。
JaLTER 日本長期生態学研究ネットワーク
変動環境下における大規模長期の観測や野外実験、環境教育を実施するための学際的なサイトネットワークです。 国際長期生態学研究ネットワークILTERに加盟することにより 地球規模での観測研究に参加します。
モニタリングサイト1000
環境省による日本の主要生態系の生物多様性の長期モニタリングプロジェクトです。沿岸生態系については、気候帯と主要景観の違いを考慮した 広域長期モニタリングを実施しています。
NaGISA(Natural Geography In Shore Areas)
沿岸生態系の生物多様性を全球スケールで明らかにしようとする国際プロジェクトです。上記のモニタリングサイト1000と連携して進行しています。
Seagrass Watch
世界各地のアマモ場で、市民参加型の非破壊的調査を行うことにより、グローバルな環境変動に対する各地の沿岸生態系の変容をモニターする 国際ネットワークです。厚岸のアマモ場も準備が整い次第参加の予定です。

研究テーマ

  1. アマモ場の生態学:海草藻場の生物多様性と生態系機能の解明
  2. 岩礁潮間帯の群集生態学:生物群集の多様性とその決定機構の空間スケール依存性の解明
  3.  
  4. 沿岸域の広域・長期研究による沿岸生態系の変動機構の解明と保全生態学的研究
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