北海道大学の後藤貴文教授が進める「宇宙牛」プロジェクトが、読売新聞に取り上げられました。

牛の首に装着した機器が衛星からの電波を受信し、位置や運動量を記録。これにより、運動不足による体調不良を早期発見し、迷子になってしまう牛の減少が期待されます。また、衛星画像を活用することで、牧草の生育状況を把握し、放牧の効率化も図られます。後藤教授は、「この技術を活用することで、畜産の負担を減らし、若い世代が畜産業に挑戦しやすい環境を作りたい」と語っています。将来的には、耕作放棄地の活用や畜産経営のスマート化を進めることも視野に入れており、宇宙技術が農業・畜産業にもたらす可能性は無限大です。

今後の「宇宙牛」プロジェクトの展開に注目が集まっています。