2月7日、大分県竹田市久住町栢木にある地域サロン「日乃出茶寮」において、北海道大学北方生物圏フィールド科学センターの後藤貴文教授(家畜生産生態学)が「先端技術を活用した肉牛の飼育方法」について講演を行いました。地元住民や高校生を含む100人以上が聴講し、最新の研究成果に耳を傾けました。

後藤教授は、放牧による飼育の利点や、スマートフォンを活用した個別の牛の体重モニタリング、放牧地の草の成長管理など、先進的な畜産技術について詳しく説明しました。これにより、農家の負担軽減だけでなく、地域の環境保全にも貢献できると強調しました。

また、講演を聴講した高校生の一人である顔写真理さん(17)は、「新しい技術の活用が持続可能な畜産につながることを学べた」と感想を述べました。参加者からも、「技術の進化が畜産の未来を変えていくことを実感した」との声が上がりました。

この講演の模様は大分合同新聞にも掲載され、地域の畜産業の発展に向けた新たな可能性を示す貴重な機会となりました。

先端技術を用いた畜産「家畜のストレス軽減も」 竹田市で北海道大教授が講演