2026年6月16日の日本農業新聞に、私たちの取り組みが大きな論説記事として掲載されました!

今回の掲載は、本拠点が本格型として始動したこのタイミングで、「和牛放牧の可能性 畜産を変える突破口に」という極めて心強いタイトルで紹介していただいたものです。


畜産業の「ゲームチェンジ」を目指して

記事では、現在の日本の和牛生産が直面している深刻な課題——輸入飼料価格の高騰、A5等級への過度な偏重、そして担い手不足——に対し、私たちの拠点が提示する「和牛放牧」が解決の鍵であると強調されています。

特に注目を集めたのは、以下の2つの柱です。

  1. 先端科学「代謝プログラミング(MP)」 胎児期や新生児期の栄養環境をコントロールすることで、放牧主体の飼育でも、適度に脂肪が入った上質な肉を生産可能にする「体質づくり」の技術です。
  2. スマート放牧管理システム IoTやAIを駆使し、牛の位置や体重、行動量をスマホで把握。さらに「個体識別遠隔自動給餌システム」を組み合わせることで、牛舎での重労働を劇的に減らす次世代の管理モデルです。

「霜降り」の先にある価値を創る

拠点のPL(プロジェクトリーダー)である後藤貴文教授は、記事の中で「マーケット自体を作っていくこともプロジェクトの重要な観点」と語っています。

これまでの「霜降り至上主義」という単一の価値観から脱却し、アニマルウェルフェア(AW)や資源循環、環境負荷の低減といった多角的な指標を提示すること。それこそが、日本の畜産業を救う「状況を変える突破口(ゲームチェンジャー)」になると期待されています。


10年後の未来を耕す

本プロジェクトは今年度から10年間の長期的な挑戦としてスタートしています。

日本農業新聞という農業界で最も影響力のある媒体で、私たちのビジョンを「突破口」として認めていただいたことは、参画する研究者・企業・地域住民にとって大きな励みとなりました。

「白老から、日本の未来を耕す」

この決意を胸に、デジタル技術と命の営みを融合させた、誇れる畜産の姿を社会に実装してまいります。これからも応援をどうぞよろしくお願いいたします!


【掲載情報】