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北海道大学 七飯淡水実験所

七飯淡水実験所について新着情報

 本施設は、北海道大学水産学部の附属養魚実習施設として建設され、平成13年(2001年)、北海道大学内の理学部、農学部、水産学部および全学共同利用施設の統合による北方水圏フィールド科学センターの設立に伴い、その水圏ステーションに「七飯淡水実験所」として編入されました。平成23年12月には、古い方形の飼育池を改修し、16基の近代的な円形の飼育水槽が設置されました。
 開所当時は、その頃でさえ絶滅の危機に瀕していた日本各地のイワナ類の繁殖生理学的研究が行なわれ、本州イワナ、オショロコマ等の養殖技術の開発や系統の保存がなされました。昭和50年代にはゲノムの組合せを人為的に変える染色体工学の基礎が確立され、この技術による魚類のオスメスどちらかの単性集団の作成は全国的な話題を呼びました。さらに、卵形成の過程で血液中に認められる卵黄タンパクが雄の血液中にも認められることが明らかにされ、雄魚における卵黄タンパクの定量を利用した環境ホルモンのアッセイ法が確立されました。このような、各時代の先端をゆく研究が行われて来たのが当実験所です。
 当実験所では、水産学部の学生に対する実習を行なうと共に、水産科学研究院をはじめとする多くの大学院学生の研究に利用されています。その範囲は、発生学、生殖生理学、栄養生理学、魚病学、魚類行動学などにわたっています。また、小中学生に対する生物実験、高校生に対するプログラムなども積極的に行っています。
 国立大学が法人化されてより、大学付属の実験所は、教育・研究のみならず様々な要望に応えなければならなくなって来ています。社会に対して垣根を作ることなく、積極的な貢献をすることを目指しています。要望が有れば相談して頂きたく思います。できるだけ応えて行くように対応いたします。

所長 山羽悦郎

七飯淡水実験所 News & Album新着情報

2015年11月8日
応用発生工学実習の受講者を募集しています(対象:大学生)
2015年7月30日
教育拠点に認定されました
2015年6月18日
メンバーのページを更新しました
2014年6月8日
サイトをリニューアルしました
2014年4月6日
メンバーを更新しました
2014年2月26日
山羽教授らの研究が日本経済新聞などに紹介されました。

バナースペース

北海道大学七飯淡水実験所

〒041-1105
北海道亀田郡七飯町桜町2丁目9-1

TEL 0138-65-2344
FAX 0138-65-2239