2026 (R8) 北方水圏アラカルト実習

2026年9月9日から17日までの9日間, 忍路臨海実験所・洞爺臨湖実験所・臼尻水産実験所・七飯淡水実験所・海洋総合研究センター (生態系変動解析) にて,北方水圏アラカルト実習を行いました。この実習は,1つの実習で北海道のさまざまな水産資源について学べるものとなっています。3大学3名の学生が参加しました。本実習では,大型藻類やプランクトンから,磯の無脊椎動物や魚類まで,あらゆる生物の採集や観察を行い,寒流域における生物の分布や行動,その調査法に関する理解を深めました。参加してくださり,ありがとうございました。

忍路ではコンブをはじめ,さまざまな海藻の分布調査を行いました。実習生3名で力を合わせ,色々考えながらデータを採取しました。

実験所の船を使った磯焼け観察にも取り組みました。コンブが消えてしまい真っ白になってしまった磯を見て,磯焼けの深刻さを実感したようです。

洞爺湖では,ボートからネットを曳いて採集したプランクトンを観察しました。ほんの少し掬った水の中にもたくさんのプランクトンがいて,皆驚いたようです。

臼尻に到着したら,忍路での海藻調査についての発表です。短い時間ながら三人でよく議論し,素晴らしい内容にまとめ上げました。

臼尻の沖では海洋性プランクトンを採集しました。洞爺湖で観察した淡水性プランクトンとの違いが明確で,皆夢中で観察していました。

七飯では,サケマス類の採卵から人工受精,イクラ作りまで行いました。翌日は,複数種のイクラやサケ科魚類の食べ比べも大いに楽しんだようです。

実習の最後は,臼尻と函館市国際水産・海洋総合研究センターにてバイオロギング実習!講義でバイオロギングの基礎を学んだ後は,自分たちで釣った魚に実際にタグを装着しました。

タグをつけられた魚たちの様子。当日はあまり魚が釣れず苦戦していましたが,逆に,サンプル確保の苦労を身をもって経験できたようです。

南先生から修了証を授与され,無事に実習終了です。長丁場かつ長距離移動で疲れたと思いますが,よくがんばりました,お疲れ様でした!

実習生からの感想

・北海道という広大なフィールドを大いに生かして多くを学べたとても良い実習でした。お土産の押し葉標本など形に残るものがあるのも思い出になってとても嬉しかったです。

・実際に海に入り、海藻の採集や観察、標本作製などを体験することができ、とても勉強になりました。普段の研究室では得られないフィールドでの経験を通して、海藻の生態や生育環境について理解を深めることができました。