R5生理生態学実習

2024年3月4日から8日までの5日間,七飯淡水実験所にて,生理生態学実習を行いました。本年度は,全国から2大学2名の学生が実習に参加しました。この実習では,魚類の卵や配偶子を観察するとともにその操作方法を学び,魚類の発生工学とその応用に関する理解を深めました。また,長崎大学の征矢野先生,村田先生をお招きしてイカの比較解剖・観察実習を行い,より多角的に学べる実習となりました。参加してくださった実習生の皆さま,ありがとうございました。

実習は,萩原先生による講義から始まりました。実験所の歴史をはじめ,サケ科魚類やウナギなど,実習で使用する魚について丁寧に解説いただきました。

飼育設備の見学を行いました。独特な構造の水槽とその利点について,高橋技術職員が説明してくださっている様子です。

長崎大・征矢野先生の講義です。魚類の性分化・性転換についてお話いただきました。

雪の降る屋外で採卵実習。元気よくはねる魚を保定するのは大変です…。

新鮮魚と熟成魚の食味変化を,実際に食べ比べて体験してみました!
これぞ食の実学です。


実習生からの感想

今回,全くの専門外からの参加でしたが講義による丁寧な導入があったので,今やっているこの操作は何を目的としているのかということを意識しながら行うことができました。特にウナギにホルモンを投与し,形態学的・行動学的変化を見るという実験では講義で学んだ通りの形態変化に関する結果が得られ,実験の面白さを経験することができました。

私が専攻していることが主な内容であったが,初めて知ることも多く,どの理解度の人が受講しても楽しめる内容だったと思う。特にウナギに関する講義は先生の体験談が多く盛り込まれていたので聞き入った。また,長崎大学の先生による講義も実習とリンクしており,理解しやすいと思った。 実験については解剖などの慣れた作業が多かったが,自分の研究室とは異なることも多々見られたため,とても勉強になった。新しい技術を自分の研究室へ還元したい。