R5海棲哺乳類実習

2024年2月26日から3月1日までの5日間,忍路臨海実験所にて海棲哺乳類実習を行いました。全国から6大学6名の学生が実習に参加しました。本実習は13名の学生の皆さんからご応募を頂いておりました。全員の熱意に応えられず,申し訳ございません。参加者の皆さんはずっとこの実習を楽しみにしていてくださった方ばかりで,観察や解析作業の端々から,並々ならぬ情熱を感じました。ぜひ将来の進路の参考にしていただければと思います。ご参加いただき,ありがとうございました。

おたる水族館のご協力を得て,ネズミイルカの行動観察を行いました。最初はただ水槽をぐるぐる泳いでいるだけに見えたイルカですが,班ごとにそれぞれ気づきがあったようです。

飼育員の方々から,イルカのハズバンダリートレーニングの大切さについて講義をいただきました。健康観察の様子も見せていただき,大変貴重な機会になりました。

胃内容物解析実習の様子です。水産科学研究院・松田純佳博士に,オンラインでソーティングのこつを教えて頂きました。イカのビークや魚の骨と向き合っていると,時間を忘れて没頭してしまいます。皆さん真剣な表情です。

班ごとに話しあいながら,行動観察の結果発表のプレゼンテーションと胃内容物解析のレポートを作成します。班内で結果をシェアしたり,考察を深め合ったり,有意義な時間になりました。

行動観察の結果について,2班に分かれて発表を行いました。
どちらの班も,観察中の気づきが新たな記録の糸口になっており,観察の面白さが伝わってくる内容でした。


実習生からの感想

他大学のさまざまな知識を持つ意識の高い学生さんたちと交流でき、刺激になった。データ分析などについても発表の機会があることで自分1人では思いつかなかったような視点や気づきが得られた。特に、得られた結果が予想と違うときの考え方についてはハッとさせられた。卒論研究を始める前に実習に参加できてよかった。貴重な経験をさせてくださってありがとうございました。


個人では経験することがなかなか難しい経験をたくさんさせていただきました。少人数での実習だったため、大変貴重な胃内容物解析などもじっくり取り組むことができました。また、全国各地あらゆるところから学生が来ているため、この実習でないと出会えない人たちとの思い出、ディスカッションからの学びも多くあり、大変有意義な時間を過ごすことができました。


私は海藻についての研究を主にしていて、海棲哺乳類についての知識は浅く不安もありましたが、先生はどんなに些細な質問でも快く答えてくださいました。

北海道は機会がないとなかなか来られず、また自分の大学で海棲哺乳類を扱う実習はないため、「北海道ならでは」のよさを大切にしたこの実習は、私が今までに受けた実習の中で本当に1番楽しかったです。ありがとうございました。


限られた時間の中でデータを取り、まとめていくという技術は、卒論後就職や研究を続ける中で、動物と関わっていく場合などに大変役立つと感じたため、この経験を活かしていきたい。自分の大学に通っているだけだと経験できないようなことが出来たこと、同じく鯨類に関心がある同学年の学生と共に実習を受けられたことがとても有意義でまた参加したいと感じた。


北海道でしかできない実習を受けたくて参加しましたが、想像以上に楽しく学ぶ(そして遊ぶ)ことができました。先生もフレンドリーな方で親しみやすく、初めは全員と初対面で緊張していましたが打ち解けられるような雰囲気作りをしてくださいました。実習の内容も、休業期間中の水族館での実習や、鯨類の胃内容物解析など、個人で経験するのはなかなか難しいものが多く大変貴重な経験となりました。ありがとうございました。


5日間と短い期間だったがどの授業も興味深くあっという間に終わってしまった。興味を持っていた鯨類について日々研究している先生から直接普段の研究活動について伺えて非常に充実した日々だったと感じている。なかなか教科書や説明書に書かれていること以上の最新の情報は日常では得られない。また、自分の大学内だけでは得られる情報も限られてしまうだから、このような公開実習が今後も増えていってほしいと思う。