R4春季フィールド科学実習

2023年3月13日から17日までの5日間,忍路臨海実験所・臼尻水産実験所(協力施設:洞爺臨湖実験所)にて,春季フィールド科学実習を行いました。本年度は,全国から3大学4名の学生が実習に参加しました。この実習では,忍路臨海実験所の前浜で海藻を採集・観察して海藻の分布特性を調査し,臼尻水産実験所では冷たい冬の海でシュノーケリングを行い,ホテイウオをはじめとする北方系海産魚類の観察やその体構造,生態について理解を深めました。
新型コロナウイルスの感染状況も落ち着き,久々に実験所への宿泊が可能となりました。札幌から函館まで,実習をしながらの長旅となりましたが,どの日もたいへん刺激的で,良い思い出ができましたね。参加してくださった実習生の皆さま,ありがとうございました。

北大札幌キャンパスから忍路臨海実験所に移動。実験所の歴史に関する説明を受けた後,四ツ倉先生による講義から始まります。

胴長と長手袋で重装備し,2つの班に分かれて前浜で海藻採集!あいにくの冷たい雨でしたが,たくさんの海藻が採れました。方形枠を使い,分布調査も行いました。

持ってきた海藻のうち,気に入ったものを選んで押し葉(さく葉)標本をつくりました。海藻の形をうまく平面に表現するのがなかなか難しい…

翌日,洞爺臨湖実験所へ移動しました。阿達技術職員に案内していただき,飼育設備や魚道を見学。この日は海藻の分布調査の結果について,深夜(早朝?)まで解析と発表準備を頑張りました。

臼尻実験所に到着し,成果発表です。どちらの班も,雨で条件の悪い中での調査にも関わらず,得られたデータをしっかり見つめて深く掘り下げることができました。

臼尻でのメインイベント,冷たい海に潜ってのシュノーケリングです。少し波が高く,短時間の実習となってしまいましたが,ここでしかできない経験を積むことができました。

翌日はホテイウオの解剖です。「ゴッコ」と呼ばれ函館で親しまれているおいしい魚ですが,不思議な体のつくりをしています。雌雄で見比べると,より面白く感じましたね。


実習生からの感想

実習の中で野外採集や実験など体験型の学びが多く、とても楽しかったです。先生やTAの方も本当に優しく、近い距離で関わらせていただき実習がより充実したものになりました。また,勉強だけでなく食事や温泉といった楽しみもあって思い出がたくさんできました。機会がありましたら他の実習にもぜひ参加してみたいと思います!


5日間ありがとうございました。他大学の実習ということで最初は緊張していましたが,海での海藻採集やシュノーケルなど初めての体験ばかりであっという間でした。班に分かれてのポスター作りでは、海藻の分類、識別にとても苦戦しましたが、分布についてやどうしてこのような形状をしているのかなどペアで考察して自分一人では思いつかないような意見に触れられた充実した時間でした。ポスターをみんなで深夜までかかって仕上げたのも良い思い出です。


移動距離がかなり長かったですが、道中の景色を写真におさめたり、ご当地グルメを食べたり、温泉に連れて行ってもらったりと楽しませていただきました。友人にもお勧めしたい実習だと思いました。また、別の実習の参加も考えたいです。全体を通し、とても有意義な実習でした。