眼下にある海域は親潮と津軽暖流水の混合域にあたり、その生物学的な多様性が高い海域で、北方系沿岸生物の生態についての研究を行っています。

水圏生物学コース教育研究施設  臼尻水産実験所

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生物相が豊富な混合海域

実験所の概要等

実験所の前に広がる臼尻沖の海洋構造は、噴火湾口部に位置しているため、噴火湾で季節的に起こる親潮系水と津軽暖流水の水塊交替の影響を受けます。
臼尻沖は、一年のサイクルで寒流の親潮系水と津軽暖流水が交互に水塊交替するため、季節を通して様々な生物が見られます。
こうした海洋変動に対応して,魚類をはじめとして様々な生物の暖海性の種、寒海性の種が季節的に現れ、一年を通じてみると多彩な生物相が構成されるという訳です。

教育・研究

私達のマリンキャンパスでは、スキューバ潜水と飼育、遺伝マーカーを武器に生き物たちが出題する謎解きに挑戦しています。
北の海に暮らす生き物の生態を明らかにし、海との付き合い方、自然との調和の仕方を提案することが私達の目標です。

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教員の熱意が21世紀を拓く海のプロフェッショナルを育成する

担当教員の紹介

宗原 弘幸 准教授
(魚類生態学、行動生態学)
一般向けで良いですから、生態学に関連した良書を沢山読んでください。自らの好奇心と完成に従った研究に熱中できるのは、学生の時代だけです。
一緒に、海の生き物を学ぼう。 e-mail:hm@fsc.hokudai.ac.jp

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新発見が日常を楽しくしてくれる

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臼尻の最狂ハンター宗原が2009年4月に見つけた臼尻初発見の不思議なヒトデ。体が厚く、綺麗な星型ですが、体から大量の粘液を出していました。
図鑑では綺麗なオレンジ色の体色の個体が載っていたため、背側の黒い体色を目印に探してた私たちは全く分かりませんでした。そこで、外部の研究機関(無脊椎生物研究所)に聞いて、これはカスリマクヒトデで体色変化の激しい種類であるということが分かったのです。
本来は大陸棚の砂泥底に多く見られ、北海道ではまれに水深20mほどの岩礁帯でみられるそうですが、最狂ハンター宗原は2,3mほどの岩場で見つけました。まさに奇跡。
(臼尻水産実験所ホームページより抜粋)

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