サケの母川記銘・回帰機構に関する魚類生理学的研究及び洞爺湖の湖水環境とヒメマス資源に関する環境生物学的研究を行っています。

水圏生物学コース教育研究施設  洞爺臨湖実験所

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北方圏の国立水産系大学の臨湖実験所としては唯一の施設

実験所の概要等

本実験所は、1927年(昭和2年)に洞爺湖漁業協同組合がヒメマス孵化場として建設し、1936年(昭和11年)に当時の函館高等水産学校に寄附された後、2001年(平成13年)に北方生物圏フィールド科学センター洞爺臨湖実験所となりました。
洞爺湖は、農業用灌漑用水及び飲料水として利用され、公共用水域に指定される環境保全上、極めて重要な湖となっています。
この湖の生息種は、サクラマス、アメマス、ニジマス、エゾウグイ、コイ、フナ、ヨシノボリ、モクズガニ、スジエビなどが生息しています。

教育・研究

毎年、本学水産学部海洋生物生産科学科3年生を対象として、植物・動物プランクトン観察及びサケ科魚類の脳解剖実習を行っています。また、本学1年生を対象とした、プランクトン観察及びサケ科魚類の解剖実習も行っています。
2大研究プロジェクトとして、一つは「洞爺湖の湖水環境保全と魚類資源管理の両立に関する総合的研究」を行っています。
もう一つの研究プロジェクトは、「北海道のサケ資源を有効利用するための総合的研究」を行っています。

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アクティブな教員陣が生み出す研究の社会還元性

担当教員の紹介

上田 宏 特任教授
(魚類生理学,環境生物学)
私の研究室は札幌にありますが産卵回帰性魚類に関係する研究はなんでもできます。大学院に進学したい向学心のある学生なら成績は悪くても大丈夫です。社会に還元できる研究を一緒に実践してゆきましょう!
e-mail:hueda@fsc.hokudai.ac.jp

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傅法 隆 助教
(種生物学,湖沼学)
'Learning by doing'をモットーに、洞爺湖で食物網研究のための長期環境モニタリングを行っている他、淡水微細藻類の種分化の研究のために、道内の湖沼,湿原に出かけ,(ヒグマに出会わないようにこっそり)ミカヅキモを中心とした接合藻類を採集し、単藻培養することにより系統保存しています。夏にモーターボートで洞爺湖を一周してくると心が洗われるような気がします。一緒に出かけませんか?
e-mail:denboh@fsc.hokudai.ac.jp

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将来は洞爺臨湖実験所の所長かも・・・

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本実験所は、他の研究者や大学院生への協力だけではなく、北海道の大地と自然の素晴らしさを感じながら、将来、科学者を目指す又は科学者に興味を持ってもらうため、本学が推進する高校生を対象とした「未来の科学者養成講座」への協力も行っています。高校生の色々な事を知ろうとする気持ちと向上心は、地道な活動の多い研究においても爽やかな風が吹いた気持ちにさせられます。
大学院への進学を目指す諸君!
高校生に負けないよう私達と一緒に研究しましょう。

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