海洋生態学研究室の研究テーマ
アマモ場、岩礁潮間帯、コンブ林などの主要な沿岸生態系を対象に、海洋生物群集の変動メカニズムや生態系に対する機能を解明することにより、現在進行中のグローバル・ローカルな環境変動に対する野生生物群集・生態系の変化の評価や予測、およびその管理に役立てることを目的とした研究に取り組んでいます。
目指す研究アプローチ
- 分子生態学・個体群生態学・群集生態学・生態系生態学・景観生態学などの複数の学問分野の横断的なアプローチ
- 個体間の相互作用が起こる微小な空間スケールから、地球生物圏全域の広域環境変動が生ずる大空間スケールまでを横断するスケール統合的アプローチ
- 基礎科学から応用化学、自然科学から社会科学までの連携を視野に入れたトランスディシプリナリーな研究課題の構築
研究テーマ
- アマモ場の生態学:アマモ場の生物多様性・生態系機能・生態系サービスの関連性と変動様式の解明
- 岩礁潮間帯の生物群集の多様性とその決定機構の空間スケール依存性の解明
- 海藻藻場、特に北海道のコンブ林の生物多様性・生態系機能評価と長期変動予測
- 沿岸生態系の広域長期解析による生物多様性・生態系機能・生態系サービスの統合的理解と保全管理への適用