概要 位置と気象 土地利用 家畜 研究 教育 スタッフ English

概要
昭和25年(1950年)、隣接する農林水産省新冠種畜牧場より林牧馬約80頭および林間放牧地 の保管換えを受け、農学部日高実験農場として発足しました。日高山脈の西側山麓、静内 町に位置します。森林330ha、草地130haを含む470haの土地に、牛約150頭(肉用牛)、 馬約100頭(北海道和種馬、乗用馬)を飼養し、国立大学の牧場としては最大の規模を持っています。本牧場は、森林、草地、耕地、水系等を含めた一つの傾斜地生態系を なしており、家畜生産に関する総合的な教育研究の場となっています。 現在、狭義の家畜生産のみならず、牧場をとりまく生態系を構成する、水、土壌、気象、動植物 などを含めた総合的な研究を推進しています。また、専門教育のみならず、教養教育としての 自然教育・農業教育の場としても活用されています。

沿革

昭和25年 4月 現在本牧場に隣接する農林省新冠種畜牧場 (現:家畜改良センター新冠牧場)より北海道和種馬を含む林牧馬(いわゆる山馬)約80頭および林間放牧地の保管換えを受け、 北海道大学農学部日高実験農場として発足した。
昭和25年 5月 農林省からの出向職員が21日より業務開始、 この日を創立記念日とする。
昭和26年 8月 大蔵省より正式に土地・建物等の所管換えを受ける。
昭和28年 8月 大学設置法の改正により、北海道大学農学部附属牧場として官制化。
昭和38年11月 農林省からさらに土地約35haの所管換えを受け 、現在の470haの土地を有するに至る。これを機にその後肉用牛を導入、蹄耕法により放牧用草地を造成、粗飼料の生産基盤を確立した。
平成13年 4月 理学部附属臨海実験所、同海藻研究施設、農学部附属植物園、同農場、同演習林、 同牧場、水産学部附属洞爺湖臨湖実験所、同臼尻水産実験所、七飯養魚実習施設及び学内共同利用施設忍路臨海実験所を統合して学内共同教育研究施設 「北方生物圏フィールド科学センター」が設置され、北海道北方生物圏フィールド科学センター静内研究牧場となる。

建物

区   分 延べ面積 備考
庁   舎 930 事務室、講義室、実験室、宿泊室(最大宿泊者数44人)
総合厩舎 1,303 繁殖馬房8室、育成馬房8室、実験馬房6室、種馬馬房2室
牛   舎 540 フリーストールスタイル、牛房大4室、小4室
サ イ ロ
スチール製3基

機械

トラクター、ウニモグ、ブルドーザー、パワーショベル、モアコンディショナー、ロールベーラー、コーンハーベスタ、マニアスプレッダー、ロールチョッパー、フィードミキサー、etc...