北海道大学北方生物圏フィールド科学センター水圏ステーション 厚岸臨海実験所

「卵と精子から生命を探る」

文科・理科を問わず、特別な生物学の予備知識が無くとも取り組めるような実験観察課題を設定し、受講者ひとりひとりが取り組むことにより、卵、精子、卵成熟(減数分裂)、 受精、卵割、発生について、ウニやヒトデを材料にして実地経験に基づいた理解を獲得することにより、将来どのような分野に進んでも役立つ生命についてのリアルなセンスを身につけることを目標とする。

また、与えられた簡単な課題(あるいは自ら発案した課題)に対して自ら実験計画を立てて実験観察を実施することにより、実験計画立案上のポイントを理解し、論理的思考法を身につけると共に、 その内容を各自が発表しまたレポートにまとめることにより、プレゼンテーションやレポート作成のポイントを学ぶ(論文指導科目)。

さらに、近海の無人島(大黒島)や当臨海実験所付属愛冠自然史博物館、近隣のウニ種苗センターを訪れることにより、北海道東部の自然と生息動物についての全体的な理解を深める。